Double Income No Kids(お子様のいない共働き夫婦)
計画的に子供を作らない夫婦のことをDINKSとよびます。
30年ほど前から一般的になった言葉ですね。
収入源が二つあり、かつ子供の養育費がかからないので、使えるお金は多めなのが特徴でしょう。
多くのDINKSが分譲マンションを選びますが、ここであえてDINKS向けの戸建て(注文住宅)のメリットをいくつかお話させてください。
1、お金の話
2、家の話
3、老後の話
の3点です。
DINKSの戸建て
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DINKSとは
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①持ち家費用と助成制度例えばリバティホームのある江戸川区西小岩。
東京の東端ですが、秋葉原・上野などに20分ほど。
新宿まで40分ほどでしょうか。もちろんピンキリですが、土地平均坪単価が130万ほどです。
この話では、駅に近いところということで150万で設定しましょう。
大雑把に計算しますと、20坪の土地を3000万で購入し、2階建ての2LDK(90㎡~100㎡)を2000万円で建てる。
その他諸経費で1000万円とすると、単純に6000万円で注文住宅が可能になります。
ここで別の資料から、「都内の2LDKマンションの平均価格」は70㎡~80㎡で5000~6000万円台前半という数字があります。
つまり、単純に都内で2LDKを持ち家にしたい場合、金額としてはあまり変わらないという考え方ができます。
もちろん6000万円は相当高額。
しかし、収入が二つあり、かつ計画的に子供を持たないDINKSにとっては、非常に現実的な話になるのではないでしょうか。
さて住宅には様々な助成金制度があります。
メジャーなものでいえば住宅ローン減税。
50万を上限として、毎年ローン残高の最大1%が控除になるものです。
例えば一つの物件に対し、ローンを二人で払った場合です。
6000万のローンを3000万ずつ払う場合、それぞれに住宅ローン減税などの助成措置が有効になります。
このケースでは、1%が対象ですからそれぞれに30万、つまり合計で60万円が対象になります。
一方、支払者が一人の場合は、当然助成も一人にかかるので、50万円が上限となります。
ここではこの一例をあげましたが、他にも二人で支払う場合のメリットはいくつもありますので、気になる方はお問合せください。
住宅ローン減税=毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます。
また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。
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②家のこと敷地16~20坪もあれば、十分な広さを持つ戸建て2LDK~3LDKが可能です。
仕事の忙しいご夫婦が、お互いの時間、趣味のスペースなどをオーダーメイドできるのです。
これは同じ戸建てでも、注文住宅に特化したメリットではないでしょうか。
将来子供が成長したときなどの家族形態を気にする必要がないのですから、二人の望む2LDKが可能になるのです。
また、マンションにくらべてメンテナンスのタイミングも自由に選ぶことができます。
マンションは老朽化などで自らの意志とは関係のないところで大きな工事になることもあります。
自分たちの好きなタイミングで好きなように。
これが注文住宅に住んでからの大きなメリットといえるでしょう。
一つ付け加えますと、マンションの場合は管理費や駐車場、積立費などのランニングコストもバカにできません
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③老後さて、二人で長く暮らして、いよいよ「老後」といわれる時期になりました
後に残す必要がないため、戸建てを売って高齢者用施設へといった道もあります。
老後の生活に合わせて好きなように間取りを変えることも可能です。
もちろんマンションでもそれは可能ですが、仮に30年後には資産で差がつきます。
よほど条件のいいものならばともかく、築30年のマンションを売るのは難しいですが、戸建ては家の価値が落ちても土地の価値が残りますので、次の生活への資金を計算しやすいのです。
今回はDINKSの皆さんにも注文住宅に目を向けていただければといった思いでこの原稿を書きました。
足取り軽くがDINKSのメリットでもあります。
いくつもの選択肢の中に、注文住宅も含めていただきましたら幸いです。