当社のホームページをご覧くださった方々の中で、二世帯住宅に関心のあるユーザーは玄関や水まわりを分けた「完全分離型二世帯住宅」をよく検索されているそうです。
将来的に賃貸併用住宅としての利用も考えるなど、建て替えの際に考慮したいことはお客様によってさまざまです。
特に、都内東側やその近郊の城東エリアで二世帯住宅を建てるとなれば、問題はコストだけではありません。敷地をいかに有効活用するかも重要なポイントになってきます。
そこで今回は、完全分離型二世帯住宅のプラニングついて検証したいと思います。
狭小地での完全分離型二世帯住宅の建て替え
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お客様の数だけプランがある 完全分離型二世帯住宅
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プランニングの実例を検証 完全分離型の二世帯住宅右のプランは完全分離型二世帯住宅の間取りの参考例です。
間取りの詳細や家族構成などの情報は次のようになっています。
家族構成 6人家族
親世帯:60代ご夫婦
子世帯:40代ご夫婦+お子様2人(13歳、15歳)
二世帯住宅の面積と間取り
敷地:100.08平方メートル(30.27坪)
建物:153.18平方メートル(46.33坪)
3階建て 屋上付き
1階:2DK
2階3階:4LDK
敷地面積と家族構成を考えると、理想的な間取りと部屋数でしょう。
1階のキッチンや水まわりは独立させ、ご両親様には各1部屋ずつ用意されています。玄関も別々になっているため将来的には賃貸住宅としても活用可能な設計です。
2階はゆとりのリビングと客間にもなる洋室、3階にはメインの寝室とお二人のお子様のお部屋も確保されています。
完全分離型二世帯住宅の設計では、今回の事例のように上下階で分けるプランの他に、縦に区切って分けるプランもあります。例えば、親世帯は1階の半分と2階の一部分を使い、子世帯は1階の半分と2階や3階を使うという分け方です。
親世帯は階段を使わずに1階で暮らすというご年齢に配慮したプランが主流でしょう。
ですが、「完全分離型」の二世帯住宅は万全のプランというわけではありません。
敷地の広さとご予算を考え、ご家族にとって最もよいと思われるプランを検討する必要があります。
つまり、お客様の数だけプランがあるということです。 -
二世帯住宅のプランにお悩みの方は…二世帯住宅は一般的な単世帯の建て替え以上に、コストが高くなったり、設計上の制約があったりと、悩むポイントも多くなります。
では、二世帯住宅の建て替えを成功させるには、どのような建築会社や工務店を探したらよいのでしょうか?
二世帯住宅の建築事例が多い会社が、必ずしもお客様に最適なプランをご提供できるということではありません。業者選びのコツとしては、建てたい地域で二世帯住宅建設を“得意”としている会社を探すことが重要なのです。