![]() | 狭小住宅: 東京都江戸川区上一色 O様邸の外観 |
短所を長所に生かした夢空間・・・
明るくておしゃれなお住まいの逸品―こだわりの在来木造3階建て・狭小住宅の事例です。
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室内の間取もさまざまなおしゃれなアイディアが一杯です。
しかし、建築条件としては次の通り厳しいことに変わりはありません。
| 敷地面積 | 68.14平方メートル(20.62坪) |
| 用途地域 | 第1種高層住居専用地域 |
| 高度地区 | 第2種高度地区 (この地域では建物の高さ制限。真北隣地境界線から5m上がって 1.25勾配の斜線高さ制限を受ける。) |
| 建蔽率 | 60% |
| 容積率 | 150% |
| 前面道路 | 道路幅員4m |
結果としての家の規模は次の通りとなりました。
間取りパターン:4DK
1階:40.57平方メートル(12.26坪)
2階:38.09平方メートル(11.18坪)
3階:23.18平方メートル(7坪)
延べ床面積:101.84平方メートル(30.8坪)
斜線制限にしたがって階を積み上げた結果、このケースでは3階床面積は7坪に留まりました。狭小地という敷地条件にとって、この事例のように3階建ては土地有効利用の決め手のプランニングとなります。
自由設計に強い木造在来工法は、この決め手(自由設計による土地の有効利用法)を最高に生かす技術でもあります。
【1階】
玄関を入ると、『広い!!』というのが第一印象です。
それもそのはず、玄関とホールは一体感覚にデザインされ、広さは5畳程度あります。とても狭小住宅とは思われません。こんなところにO様邸のこだわりを感じさせられます。
ところで、間取りとして1階のメインは、二間続きのご両親のお部屋です。
いずれも南向きの日当たりのよい洋室です。広さは一部屋4.5畳。引き違い戸を引くと9畳となり4畳半のイメージとは少し違う感覚です。収納はゆとりの間口2.73m(1.5間)、奥行き90cmの大型クローゼット付きです。
栄光社建設の他の事例もO様邸同様に収納をたっぷり取っているのが特徴ですが、特にO様邸はご両親のお部屋と隣り合わせに3畳分の納戸がしっかり配置されています。
その他、1階には1坪タイプの浴室→1坪の洗面・洗濯・脱衣室を兼ねたユーティリティになっています。洗面キャビネットは三面鏡でとても使いやく、洗面台というより化粧コーナーという印象です。当然のことながらお手洗いもあります。
【2階】
![]() 2階LDKには吹き抜けのらせん階段。 開放感もありとてもおしゃれです。 |
機能上はキッチン、ダイニング、和室、階段など多様な部位に分かれていますが、感覚的には一体感を持ったワンスペース・プランです。
まずキッチンとダイニングは対面式キッチンで一体となっていますし、ダイニングと対角線上につながる和室コーナーは、開口部が建具の無いオープンスタイルになっていますので、まさにダイニングの一角として、平面としては一体です。
さらに、3階に上がる階段室は円形の超開放的な螺旋階段となっていますので、これもまたダイニングと一体というイメージです。(ちなみに1、2階をつなぐ階段は通常の木製階段となっています。ですから2階には階段が2箇所あるのです。)
したがって、2階の広さは螺旋階段も含めこれら全部を合わせると20畳程度(1階から続く木製階段は除く)になります。
これぞ、狭小住宅プランの極め付きと言えるかも知れません。
【3階】
![]() 3階フロアにグレーチングをはめ込みました。2階のリビングに光のプリズムが差し込みます。 |
間取りは、ワンルームです。
終日日当たりも良く、さらに見晴らしのよい独立した静かな主寝室とされました。また、お部屋の東南側は幅が3.64m(2間)×91cm(半間)のバルコニーとなっています。
この3階の明るさを家全体に採り入れようという注目すべきアイディア・ポイントがあります。
そのポイントとは2階と3階の螺旋階段横の床面を、上下同じ位置、同じ大きさの吹き抜けにしたことです。
吹き抜け部分は安全のため、洒落たグレーチング(鉄製防護網)でカバーをしました。吹き抜けの応用ですが、1階はこの効用がしっかりと機能しています。光であふれた3階の窓からダイレクトに1階まで光を取り込もうという試みです。
狭小住宅ならではのグッドアイディアと言えましょう。
以上ご紹介のように、
O様邸は、20坪という狭小地でありながら、その短所を補い、さらに短所を長所に転換して明るく広く使いやすいゆとりの夢空間を創造された素敵な事例と言えます。








